おはようございます!
内山ちほです。
本日は、最近流行りの
「インフルエンサー」のお話。
自社の商品を作った時、
インフルエンサーに拡散してもらえたらな・・・
と思ったことは一度はありますよね。
Youtuberやインスタのインフルエンサーなど、
結構お高いんでしょ・・・
とか、
効果なかったらどうしよ・・・
など、
やってみるのにも、少し勇気がいります。
今回は、そんな時、
「どんな人にお願いしたらいいんだろう?」
「自社のSNSにどんな人を集めていったらいいんだろう?」
というお悩みについて
面白いデータがあったので、
シェア&解説していこうと思います。
まず、一番理解したほうがいいのは、
・インフルエンサーマーケティングの最終の目的は「売上アップ」
ということであって、
「自社にとってのインフルエンサー」とは、
Twitterで何十万人単位のフォロワーがいる芸能人や有名人は、確かにインフルエンサーではあるが、
だけれども「万人にとっての」インフルエンサーではない。
ということを理解する必要がある、ということです。
実は、
「誰もが知る有名人ではなくても、そのコミュニティでは発信力のある人物からのクチコミによって、商品は売れる」
しかも、
「特定のジャンルの情報ばかりを発信しているわけではない一般人のUGC(個人が発信する写真や投稿、コンテンツのこと)からも商品は売れる。」
というデータが出ています。
あるお菓子メーカーの商品では、
100人ほどのフォロワーしかいない方の投稿が、2000リツイートされ、拡散した。
この事例からは、発信力が強くはない人も大きな影響力を持っていることがわかります。
さらに
実はTwitterユーザーが抱えるフォロワーの90%は、プライベートグラフかソーシャルグラフの関係性でTwitterを使っているんだそう。
※プライベートグラフ(ビジネス的なつながりではない私的な人間関係やその関係性のこと。)のフォロワー数は50人以内、
ソーシャルグラフ(Web上の関係あるいはソーシャルメディア上の人間関係のこと。友達関係、知り合い関係、フォロワー関係などが該当する。)は300人以内。
インタレストグラフ(人の趣味や嗜好、興味関心を軸としてつながる仕組みや関係性のこと。モノやコト、趣味などを共通項として形成される。)のフォロワー数は300人以上で、全体の10%しかいない
またリプライの送り先を調べたデータからも、Twitterユーザーのほとんどがプライベートグラフかソーシャルグラフで使っていることがわかっていて、
Twitterのユーザーは近距離同士でつながっている、つまりリアルな関係性をベースにつながっている割合が圧倒的に高いことが分かっています。
では、具体的にどんなユーザーが【自社にとってのインフルエンサー】になりうるのか?
ひとつおもしろい指標があります。
フォロー数・フォロワー数・ツイート数だけで考えたときに、
1.フォロワーは多いけれどもツイート数が少ないユーザー・・・
こういったアカウントは積極的に情報拡散する確率も低い。フォロー数も少ないので、積極的に企業アカウントをフォローすることも少ない。
2.フォロー数が多いユーザー・・・フォローが多すぎるためタイムラインの動きが速く、自社の情報が見逃される可能性が高い。
3.フォロー数/フォロワー数が100人以下で少なく、さらにツイート数が多いユーザー・・・
プライベートグラフかソーシャルグラフでTwitterを使っている可能性が高い。また、大量にツイートしているためリツイートも積極的にしている。情報伝搬がされやすい関係性でTwitterを使っており、ツイート数も多いため、自社の情報を拡散してくれる「質の高いフォロワー」になってくれる可能性大。
つまり、
3の
「フォロワー数が少なく、プライベートグラフかソーシャルグラフでTwitterを利用しているユーザー」
こちらが【自社にとってのインフルエンサー】になる可能性が高いことが分かります。
もちろん、このデータが全てではありません。
ですが、この話を聞けば、
「こういう風にフォロワーを集めてみようかな」
などアイディアがわきませんか?
インフルエンサーマーケティングにおいては
フォロワー数が多いから、売れるわけではない‼
ということで、
「自社のインフルエンサーとはだれのことなのか?」
良く分析して、
もちろん、たくさんのフォロワーを抱えているインフルエンサーさんも効果的だとは思いますが、
「100人に満たない方でも十分インフルエンサーの可能性が大いにある」
そしてそういうユーザーでも、
「実は質の高いインフルエンサーになりうる」
ということを忘れずに、
SNS運用をしてみていただければと思います。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました^^