おはようございます!
内山ちほです。
最近、Amazonの進化がすごいですね~。
・偽造品撲滅プロジェクト「Project Zero」をスタートしたり、
・偽造品犯罪対策チームを発足したり、
・ウーバーイーツのような会社に投資したり、
・マーケットプレイス出品者の情報を使って、競合する類似商品を販売したと問題視され、
米当局もアマゾンの商慣行を巡り、独占禁止法(反トラスト法)に関する調査したり、
(これは進化じゃないか・・・)
・20億ドルの気候変動ファンドを立ち上げたり(ざっくりですみません)
結構いろんな動きをしています。
特に、偽造品犯罪対策チームに関しては、
「やっとですか・・・」
という声も多いのかなと。
(J-wireラジオで少し解説してますのでそちらももしよろしければ。)
と、Amazonも進化しているのですが、
物販の進化には気づいていますか?
特に、
最近よく思うのが、
広告を打って、
一回買ってもらって、
それでいいのか?
ということで、
本日は、「消費者が本当に求めているのは○○化」のお話をしようかと思います。
Amazonの広告などは、
ブランドのファンを作るような広告の打ち方は難しいので、
一回買ってもらって終わり。
という近い状態を作ってしまいがちですが、
今は、世の中が思った以上に、
違う流れとなっています。
まず、第一に、
消費者は、「商品」を求めていないんです。
というのも、
かつて、日本も、人口が右肩上がりの成長社会だったので、
商品を出せばある程度売れた時代でした。
だから、消費者に商品を知ってもらい、一度だけ「買いたい」と思ってもらえば、
それでビジネスが成り立つことも多かったといいます。
しかし、人口が右肩下がりの成熟社会に突入し、
一度だけ「買いたい」と思わせることに、
あまり意味がなくなり、
広告やクーポンで一度だけ使ってもらったとしても、
そのあと続かないケースが増えています。
なんとなく、感じてらっしゃる方も多いのでは。
そこで、大事なのが、
「新しい商品ではなく新しい習慣を作る」こと。
要するに、
消費者は、
【「商品」ではなく「習慣化」を求めている】
ということを理解しておいたほうが良いということです。
習慣というものも結構難しいので、
「どうやったらリピートしてもらえるのか?」という考え方でもOKです。
商品を作る
→それを広告で世の中に伝える。
→その商品を使った「新しい習慣」をいかに提案するか?(リピートさせれるか?)
が、とても大事なわけなんですが、
商品を使った習慣が根付けば、その商品は長く買い続けてもらうことができます。
もちろん、
根付くためには、
コンテンツやコミュニティー、
報酬などなど、いろんな要素、工夫をおり交ぜて実施していく必要がありますが、
まずは、
「習慣化」ってどういうものがあるのか考えていきましょう。
例えば、
歯磨きをする習慣、
毎日シャンプーをする習慣、
ビールで乾杯をする習慣、
母の日や父の日にカーネーション(贈り物)を贈る習慣、
クリスマスには、クリスマスプレゼントを贈る習慣など、
考えつくだけでも、結構習慣化していることってあると思いますし、
今までの広告や企業によって、習慣化したものもあって、
その習慣に乗っかって販売しているものたくさんありますよね。
さらに、
既存の商品からも、
習慣化のアイディアはもらうことができて、
習慣というのは使っている人から生まれる、
ということで「すでに習慣化しているヘビーユーザーの観察」が非常に重要だったりするので、
アンケートなんかで色々と探ってみるのもいいと思いますし、
今はSNSでも色々と意見を聞くことが出来ますよね。
例えば、大企業さんなので、少し規模が大きい事例なのですが、
ファブリーズの発売当初は、
簡単に洗濯できないコートやソファ、カーペットなどの布製品に付いたタバコや焼き肉などの嫌な臭いを取るためのものとして宣伝していましたが、
それだけではユーザーも使用シーンも限られるため、売り上げが伸び悩んでいたそう。
そんな状況でもファブリーズをひと月に何本も購入してくださるヘビーユーザーのお宅におじゃまして、
どのように使っているか観察したところ、
開発した担当者でも思い付かなかったような使い方が色々あることが分かったそうです。
たとえば、夜寝る前にカーペットやカーテンにファブリーズをかけておくと、次の日の朝には臭いのない気持ちいい日が始まる、など。
こちらテレビCMなんかでも使われていましたよね。
そのような「習慣をイメージできるような広告」も多いに良いことが分かります。
こういうのは、フェイスブック広告が得意ですよね。
もちろん、
「新しい習慣を作れ!!」というのは、ハードルが高いし、難しいのですが、
だったら、
今だからこそ、乗っかれそうな「新しい習慣」はないでしょうか?
コロナによって変化した世の中で、
生活はどう変わっていますか?
こういう部分に着目すると、
これから定着するであろう、習慣やトレンドが見えてきます。
あとは、商品群も、いろんな種類を用意するのもいいかと思います。
消耗品などリピート性の高いものも考えていったりするのもいいですし、
SNSなどでコミュニティーを作るのもリピートをさせる一つの方法。
さらに習慣化した商品を長く売るという点においては、
たとえばガムのように
元々口の寂しさを埋めるというのが報酬だったものが、
口臭対策に変わり、
さらに虫歯予防に変わるなど
少しずつ変化を持たせて飽きさせない工夫する必要があります。
報酬を変化させるタイミングは、消費者から求められる前に「先んじて変えること」
なかなか難しいことかもしれませんが、
世の中の商品はこういう視点からも作られているということも
ぜひ覚えておいてくださいね。
そして、
「新しい習慣を作るくらいの商品を生み出すこと」
もなんだか夢がありますね。
いつかそういう商品を世に出してみたいですね。
こういう時こそ、補助金!
などもありますので、
ぜひチャレンジしてみてください^^
それでは、本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました♪